うれしさは



うれしさは なににつつまん けさの袖 かかる袂は ゆたかなりけり【原文】
(うれしさはなににつつまんけさのそでかかるたものはゆたかなりけり)
円空は若い頃より仏門に入ったと言われています。「けさ」は「袈裟衣」のこと、そしてその袂はうれしさで一杯であると。すなわち厳しい修行を経て、仏教の悟りの心境をつかんだこの嬉しさは、例えようがないと読んでいます。
<引用した和歌は出来る限り原文のままとしましたが、常用漢字、現代カナ遣いを用い、解釈は多くの研究資料を参考にしました>

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