飛鳥の



飛鳥の 神かとそ念ふ 愛宕山 納世の 花と見る哉【原文】
(とぶとりのかみかとそおもふあたごやまおさむるみよのはなとみるかな)
円空は柿本人麻呂像を刻んでいます。歌聖を敬ってのことでしょうが、別の見方を引用します。
彼は火伏せの神を祀る愛宕山(京都)でも修行しています。そこで火事の多い高山の人に頼まれ、人麻呂像を火伏せの神として刻んだという。「垣の元、火止まる」で、円空らしい発想です。
<引用した和歌は出来る限り原文のままとしましたが、常用漢字、現代カナ遣いを用い、解釈は多くの研究資料を参考にしました>

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