飛たの国



飛たの国ふる初雪は花なれや心の内の春かとそ思ふ【原文】
(ひだのくにふるはつゆきははななれやこころのうちのはるかとそおもふ)

たびたび飛騨を訪れた円空は、高山の寺院・神社・民家に滞在し、仏像を刻んでいます。高山市には現在100体を超える円空仏がありまう。

和歌では、円空が雪国飛騨の初雪に出会い、その雪が美しく舞い散る花に見えて、春を迎えたような喜びに心満たされたことを詠んでいます。<引用した和歌は出来る限り原文のままとしましたが、常用漢字、現代カナ遣いを用い、解釈は多くの研究資料を参考にしました>

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