松風に



松風に袖吹払へ小児桜花落掛る春の遊賀【原文】
(まつかぜにそでふきはらへちござくらはなちりかかるはるのあそびか)

洞泉寺(美並村)の庚申像は、円空が顔を水鏡に映して刻んだものと言われています。その温厚な表情からは、彼の心の内がうかがい知れるような気がします。歌にもそんな喜びが溢れています。<引用した和歌は出来る限り原文のままとしましたが、常用漢字、現代カナ遣いを用い、解釈は多くの研究資料を参考にしました>

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