チワヤフル



チワヤフルたつかとそおもふ北の海只ひとすしに渡日の本【原文】
(チワヤフルたつかとそおもふきたのうみただひとすしにわたるひのもと)
寛文六年(1666)、円空は蝦夷地を巡錫し、多くの仏像を残しています。この歌は北海道から本州への旅に当たって、ちはやぶる神が立つかと思う竜飛岬に向け、北の海を越えてただ一筋に渡るのだと、その決意を詠んでいます。<引用した和歌は出来る限り原文のままとしましたが、常用漢字、現代カナ遣いを用い、解釈は多くの研究資料を参考にしました>

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